京つう

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Posted by 京つう運営事務局  at    │  


今や、京都の春を呼ぶ風物詩となった『東山花灯路』が、『円山公園枝垂桜ライトアップ』に続いて、14日6時スタートします。
  http://www.hanatouro.jp/
最初に、この企画がスタートしたとき、私は思わず「やったね!」と思いました。


実は、私が今まで参加させていただいたお茶会の中で、1番印象に残っているのが『武者小路官休庵』現在の千 宗守家元の
襲名披露の時。
『官休庵』に御披露目で読んでいただいた『夜噺』です。
しかもご一緒させていただいたのが、主客の当時京大名誉教授の竹内実先生。ご案内が、立命館大の教授でくいしんぼう仲間の北村稔先生。ご同行してくださったのが、日中青少年音楽交流委員会会長の川岸美奈子さん。
待合いで灯された灯を眺めながら、幻想的な『夜噺のお茶席』に深い感銘を受けたものです。

本来私などが参加できる場ではなかったのですが、北村先生に同行させていただいたので、またとない機会に遭遇できました。

以来、京都の夜に灯される灯がいかに美しいか。様々な機会を堪能する事になります。
御池の『しまだい』さんのご自宅に、車でお送りした時。月明かりの中で、お庭の眺めながら赤い毛氈(もうせん)のかけられた床机に座って待っていた時も、電気のない生活を送られているのに、ご不便がないのだろうか?と考えていた自分が、如何に日々周囲の雑踏の影響を受けながら暮らしているのかを強く感じました。

皆さん、イメージしてください。その時私は、月明かりを頼りに、嵯峨野の保存されている自然の中を、歩いてお宅までたどり着き、月明かりに照らされた嵯峨野の原野を、一人赤い毛氈の引かれた床机に座ってしばし眺めていたのです。
世の中で、どんな事が起こっていても、ここは別世界。やがて行灯に照らされながら運ばれて来たお茶を飲んだときの感動。

しばしイノシシ道もある庭の体を包み込む光は、やさしいブルーのまどろみだった。

あの吉田山山頂のお茶室をいかして作られた『茂庵』夜は、幻想的。
京都の町で大切にされて来た夜の灯。

今。京都に新しい春を呼ぶ灯になって、土や竹や漆に向かって河井寛次郎さんのいう「仕事が仕事をしています」無心に打ち込んで作られたすばらしい灯篭たちから漏れ出。暖かなそしてやさしい灯たちにもうすぐ又出会える。


Posted by こやまあきゆき  at 23:44   │  comments:(0)  │   京都の行事


京都をテーマの本として定番になっているのが、若い人に人気の「はんなり文庫」と昔から京都の情報誌としてまた文化誌としても定評のある月刊『京都』がある。今月の月刊『京都』は、京都の桜をテーマに様々な問題を解きながら読んでいけるが、なかなか難問。京都検定よりみずかしい?
お話に登場するのが、京都の桜の専門家達。実に参考になって読み応えあり。今のうちに読んでおこう。

『はんなり文庫』はもうすぐ異国料理店を特集されるので楽しみ。5月中頃発売予定出そうNo.31号


Posted by こやまあきゆき  at 02:23   │  comments:(0)  │   京都


演奏
早坂紗知 & Minga
ベイシストの永田利樹(ベイシスト)とセネガル・ガーナ・ニューヨーク・ドイツなどのミュージシャンとパーカッション中心のグループを結成して世界中で活動。高い評価を受けている。

おおたか静流
七色の声を操る無国籍ノンジャンルシンガー。TVCMなどでおなじみ。
NHK「日本語であそぼう」などに出演。

演奏に先立って、弁護士として「ハンセン病国家賠償訴訟全国弁護団協議会結成など様々な人権活動に長年尽力されてきた
八尋光秀弁護士のお話があります。

このコンサートライブは、2006年に国連で「障害を持つ人の権利条約」が採択され、昨年日本も署名しました。
「私たちの事を私たち抜きで勝手に決めないで!」という障害を持つ方々ご意見を取り入れていく事を取り決めた条約です。

私に何ができるか、私なりにできることから実行していきたいと思います。同じ時。同じ地球で。いっしょに生きている1人として。

3月16日 「ウイングス京都」13時半~16時  入場料なんと¥1000 みんな集まろう!

お問い合わせ『障害を楽しく生きよう・トーク&ライブ実行委員会』080-3604-5118(月~金 15時~18時)


Posted by こやまあきゆき  at 00:42   │  comments:(0)  │   京都


南座で公演中の「昆劇」との合同の玉三郎さんの公演。
この公演。演劇を日頃から良く観劇しておられる人ならば、この公演が歴史的に大変大きな価値のある公演である事にお気づきだが、「京劇」という名は知っていても、「昆劇」を一般は、日本ではまだあまり知られていない。しかし、「昆劇」は、むしろ大変歴史のある、完成された演劇として世界的に高く評価されている中国が誇る文化遺産でもある。
この演劇に、玉三郎さんが競演され、「南座」に続いて5月に中国公演が予定されている。
すでに、多くのメディアで紹介されているが、「昆劇」も、以前男性の役者さんが、女形を演じていた歴史があるが、現在は女優が演じている。今回玉三郎さんが演じる事は、伝統ある「昆劇」にとっても歴史的に意義のある公演になる。
その公演を、京都の『南座』で、観劇できる事は、ある意味歴史的な公演を直接観劇できる幸運を与えてくださった玉三郎さんの熱い情熱が伝わってくる。

近年大ヒットした「千の風になって」。
この曲の中国語版が、京阪神で大変人気の中国出身の李広宏さん。以前サントリーの烏龍茶のCMでも出ておられた。
あの信じられない高音から低音までの音域。どうしてあんな声が出せるのか?
「キエフ」での公演の時ご本人が説明された。
若い頃から、元々「昆劇」の役者として、専門的訓練を受けて小さい頃から育ったので、あの頭のてっぺんから出るような、信じられない高音も普通に出せるようになったと。彼は、中国でもトップクラスの選抜された役者だったが、もう一つの歌手として、国境を越えた音楽を通した文化交流活動で、世界を飛びまわっている。

今回の『南座』での公演が中日の友好親善という意味以上に、国境を越えた最高峰の演劇として、世界各地で公演されるようになればと願っている。歴史ある『昆劇』と『歌舞伎』が、新しい世界遺産を誕生させたように思う。


Posted by こやまあきゆき  at 00:19   │  comments:(0)  │   演劇の都京都