京つう

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Posted by 京つう運営事務局  at    │  


京都の中心部、五条烏丸の大きな呉服屋さんなんかがある町中で、ちょっとハーフ系の美男子。背も高い。でもシャイな男がいました。その名は、「岡田保博」。「走泥社」で活躍された辻勘之さん
http://www.shinroku.com/のところで修行され、瑞穂町の農家を買って静かに陶芸を始められた。見えるのは、空と山と田畑だけ。夜には虫や蛙の声くらいしかきこえない。しかし静か。
そんな彼を、展覧会で見初めたのか、かわいい女子大生が京都から一人、日曜ごとに陶芸の勉強に通い始めた。やがてほとんどよそ者が来なかった村では、京都からかわいい女子大生が尋ねてくる陶芸家として知られるようになった。
元来、近所の人たちはいい人ばかりで、収穫した野菜などの一部が入り口の前に毎日置いてある。隣まで大声出しても聞こえない距離なのに。
やがて、彼女は、訓練校で絵付師としての厳しい訓練を受けて、今は夫唱婦随。成形は保博さん。絵付けは、八重子さん。でも、空の器だけは、ご主人のオリジナル。とってきれい。心も洗われるほど。
9月26日~10月1日まで。堺町画廊で岡田さんの空と奥さんの花の個展。2人に会えてよかった。


Posted by こやまあきゆき  at 03:09   │  comments:(0)  │   芸術の都京都