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南座で公演中の「昆劇」との合同の玉三郎さんの公演。
この公演。演劇を日頃から良く観劇しておられる人ならば、この公演が歴史的に大変大きな価値のある公演である事にお気づきだが、「京劇」という名は知っていても、「昆劇」を一般は、日本ではまだあまり知られていない。しかし、「昆劇」は、むしろ大変歴史のある、完成された演劇として世界的に高く評価されている中国が誇る文化遺産でもある。
この演劇に、玉三郎さんが競演され、「南座」に続いて5月に中国公演が予定されている。
すでに、多くのメディアで紹介されているが、「昆劇」も、以前男性の役者さんが、女形を演じていた歴史があるが、現在は女優が演じている。今回玉三郎さんが演じる事は、伝統ある「昆劇」にとっても歴史的に意義のある公演になる。
その公演を、京都の『南座』で、観劇できる事は、ある意味歴史的な公演を直接観劇できる幸運を与えてくださった玉三郎さんの熱い情熱が伝わってくる。

近年大ヒットした「千の風になって」。
この曲の中国語版が、京阪神で大変人気の中国出身の李広宏さん。以前サントリーの烏龍茶のCMでも出ておられた。
あの信じられない高音から低音までの音域。どうしてあんな声が出せるのか?
「キエフ」での公演の時ご本人が説明された。
若い頃から、元々「昆劇」の役者として、専門的訓練を受けて小さい頃から育ったので、あの頭のてっぺんから出るような、信じられない高音も普通に出せるようになったと。彼は、中国でもトップクラスの選抜された役者だったが、もう一つの歌手として、国境を越えた音楽を通した文化交流活動で、世界を飛びまわっている。

今回の『南座』での公演が中日の友好親善という意味以上に、国境を越えた最高峰の演劇として、世界各地で公演されるようになればと願っている。歴史ある『昆劇』と『歌舞伎』が、新しい世界遺産を誕生させたように思う。


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Posted by こやまあきゆき  at 00:19   │  comments:(0)  │   演劇の都京都



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