京つう

日記/くらし/一般  |左京区

新規登録ログインヘルプ



2007年10月12日

こやまあきゆき誕生日

今日が、私の誕生日。51歳になる。
実は、料理の世界で30年以上。陶芸の世界で20年以上活動してきたわたしが、50歳までに、「世界の食の都 京都」をテーマに、これまでの自分の、京都でのくいしんぼう生活の日々の暮らし。出会い。様々な店作りちがんばっている仲間たちの事を。何か文章でまとめたいと考えていたところ、49歳半ばの時に、「京つうブログ」の開設を、スタッフのこぐまちゃんが、教えてくれた。
 ロシアレストラン「キエフ」で、最後の勉強になる「ロシア料理文化圏」を勉強して約5年。ようやく世界の料理の全体像や歴史が、だいたいわかってきたときだったので、とりあえず日々の京都での食べ歩きの記録を、日記のつもりで書き始めた。1年が過ぎ、まさに京都の特に外国料理店のほとんどを食べ歩いたわたしにとって、その関係者に多くの友人もでき、日々様々ながんばっている仲間たちと語り合う中で、「京都くいしんんぼう」のブログは、気が付けば10万人を超える検索を記録しており、他に
京都の行事や町情報の「京都口先案内人」。陶芸を中心に、芸術・音楽・演劇などの情報も流している、「円山陶芸クラブ」。そして、51歳までに、その骨組みを書ききると断言していた第4ブログの
「智恵の都京都人の遺伝子」は、10月11日に14章の書き終えた。
この第4ブログは、最初の3つとは、性格が異なっている。
 日本で、「平安京」を、この地に開いたことで、日本としての文化・全国的なまとまり。大陸からの独立した文化や国作りは、ようやく本格的に動き出した。日本各地から、それまで異なった背景を持ちながら、この列島で暮らしていた人々が、自分たちの文化・国作りの為に、京の都の集まってきた。
 私は、そう考えている。初期に、唐・中国派と百済・高句麗と結びついた大和派の対立もあったが、平安京が、百済派とのパイプも強く都が完成した事で、流れは変わった。大内裏の朱雀門や遣唐使の菅原家と関係の深かった親中派から、日本は、独自の道を、歩み始めた。
 京都が、様々な都にたとえられるのは、この町に来たすべての人が、住めば都のこの町で、自分たちが持っている様々な背景を、京都の町に持ち込み。様々な他との競合のなかで、いつしか、日本文化の一翼を担う担い手として、京都の町に居心地のいい居場所を見つけていく。
 長い歴史の中で、どれだけ様々な文化が日本に、京都に入り込んだか。
多くの地で、それらは拒絶されたり、やがて締め出されていく。しかし、京都の町は、新しい文化や価値観を、既存のものと戦わしながらも、そこに様々な智恵を働かせ、居場所を見つけていく。
 私の人生の両足ともいえる「料理」と「陶芸」のどちらでも、その歴史は、実に明瞭であり、京都が、日本の伝統を受け継ぎながら、常に国際的であることを、証明している。
 醤油・豆腐などの文化は中国から。天麩羅や先斗町の名はポルトガルから。茶菓子「松風」には、オランダのカステラ文化と中国納豆が混在している。明治になって牛肉などの4つ足を食べ始め、洋食と中華が入り、更にカレー・キムチ・焼肉・ジンギツカン(モンゴル人はこの呼び方に憤慨しているが)・
トムヤンクン・パスタ・ソーセージ・・・イクラやロールキャベツ・カツレツはロシアから取り入れた。
 しかし、何を取り入れても、季節を楽しみ、旬の食材を楽しむ独自性は、明確に独自の文化として育った。日本料理と中国やフレンチは、明らかに別物。
 取り入れても、旬の食材が、日本の独自性を生んでいる。
国際交流でも、個人の友情でも、相互に学ぶ姿勢がないと一方通行で終わってしまう。
 海外のすばらしい文化を学ぶ為にも、母国のすばらしい文化を伝える部分が欠落していたら、所詮は、外国の真似事にすぎない。京都には、外国の方が学びたいものがたくさんある。その中で暮らしているからこそ、外国の文化を、学んで生かせる智恵が発揮できる。私は、第4ブログでその事を書いていきたい。


同じカテゴリー(食の都京都)の記事
 京都で1人弁当絶景7箇所 (2013-03-26 00:23)
 小山晶之「大阪ほんわかテレビ」出演 (2012-06-03 05:05)
 夏休み行くならこのお店。家族で旅行気分。 (2008-08-25 01:11)
 国際交流の「バザールカフェ」休業 (2008-01-27 00:34)
 地下鉄太秦天神川駅に近いスロベニアレストラン (2008-01-17 23:36)
 最後のビヤガ^デンお勧め。「京阪ホテル」 (2007-08-31 23:36)

Posted by こやまあきゆき  at 00:34   │  comments:(2)  │   食の都京都



COMMENTS
お誕生日おめでとうございます。
出勤前に気づきましたので僅かのコメントお許しください。
じっくりブログ等もこれから拝見させていただきたいです。
是非、来月にお目にかかれること期待しております。
Posted by 555 at 2007年10月12日 08:30
お誕生日おめでとうございます

話題が豊富なこやまさん、これからも楽しいブログを楽しみにしています。
Posted by こぐまちゃん at 2007年10月12日 21:37
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。